いけじりいなりのたたり
池尻稲荷の祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 神主を怒らせた男の妻に狐が取り憑き、社を壊すと祟りは去ったという話。
- 細部
- 江戸の池尻に八郎右衛門という人が住んでおり、近くには池尻の稲荷という社があった。この社の神主に逆らうとたちまち狐の祟りに遭うと恐れられていたが、正月に八郎が神主を懲らしめたところ、まもなく八郎の妻に狐が取り憑いてしまった。取り除こうとしても聞き入れなかったため、ついに稲荷社を壊してしまうと、狐は詫びを入れて二度と祟らないと言い残して去っていったという。神への不敬が身近な家族への祟りとなって跳ね返ってくる点が異様である。
- 広まり方
- 岡村良通『寓意草』が『続日本随筆大成』(1980年)に収められている。
- 地域
- 東京都目黒区
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ