いなりのぬし
稲荷の主
国内
未確認生物
- どんな話か
- 初午の前日に磨いた卵を稲荷様へ供えると、翌朝には殻が割られ中身がきれいに食べられていたという。
- 細部
- 平田村では、初午の前日になると磨き上げた卵を稲荷様へお供えする習わしがあった。翌朝になって様子を見に行くと、供えたはずの卵は殻がきれいに割られ、中身だけがすっかり食べられていたのだという。これは稲荷の主と呼ばれる存在が食べているのだと語られており、姿を見せることのない稲荷の主が、供物を通じてその存在を人々に示していたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1975年の『小平の民俗―福島県石川郡平田村旧小平村―』所収、東洋大学民俗研究会による口承文芸の記録に見える。
- 地域
- 福島県平田村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ