やまきたのきつねつきいなりこう
山北の狐憑き稲荷講
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 宿を決めて集う稲荷講で、行者が選んだ者へ狐を乗り移らせ、託宣を聞いた。
- 細部
- 市間の稲荷講では、講員の一軒を宿と定めて全員がそこへ泊まり込み、飲み食いを共にした。このとき宿に選ばれなかった家のいずれかに必ずキツネがいるのだと言われている。席では稲荷踊と称する所作が行われ、富士の行者が人を一人選び出して狐を乗り移らせる。憑かれた者の口を通して語られる言葉を、集まった講員がめいめい託宣として受け取った。狐憑きが災いではなく、共同体が神意を聞くための正式な手続きとして組み込まれている点が目を引く。
- 広まり方
- 1977年の『神奈川県史 各論編5 民俗』所収、神奈川県企画調査部県史編集室による講集団の章の稲荷講の項に記録がある。
- 地域
- 神奈川県山北町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ