いなりがみ
稲荷神
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 蚕と繭を荒らす鼠を退けてくれる神として、養蚕の家に頼られた稲荷への信仰。
- 細部
- 旧滋野村一帯の蚕神信仰を調べた報告に見える。養蚕にとって鼠は、蚕そのものにも繭にも被害を与える手強い相手であり、この害を防いでくれるのが稲荷だと信じられていた。稲荷は一般に五穀や商いの神として知られるが、ここでは蚕室を鼠から守る役割に焦点が絞られている。生業に直結した実際的な祈願の対象として神が位置づけられており、養蚕地帯における信仰の形をよく示す事例である。
- 広まり方
- 1983年刊『西郊民俗』所収、鈴木照美による長野県小県郡旧滋野村の蚕神信仰の報告に記録がある。
- 地域
- 長野県東御市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ