でんつういんのいなりだいみょうじん
伝通院の稲荷大明神
国内
未確認生物
- どんな話か
- 伝通院で学んだ狐が僧の夢枕に立ち、自らは稲荷大明神であると告げて寺の守護神になったという話。
- 細部
- 伝通院の修行僧沢蔵は入門からたった3年で浄土宗の教えを究めたほどの俊才だったが、ある夜、学寮の責任者の夢枕に現れ、自分は千代田城内にまつられる稲荷大明神であり、以前より望んでいた仏道の学びをようやく果たせたので、これより神としての姿に戻ると告げて消えたという。別の伝えでは、狐が多久蔵主という僧に化けて夜ごと学寮を訪ね、僧たちと教義を語り合っていたとも語られる。どちらの話も、後に稲荷として勧請され伝通院の守り神になったとする点で共通する。
- 広まり方
- 『日本民俗学』(1989年刊)掲載「狐伝承と稲荷信仰」(大森惠子)に2話が並記される。
- 地域
- 東京都文京区
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ