いなむし
稲虫
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 合戦に敗れて淵に身を投げた武田方兵士の亡魂が、翌年の稲虫の大発生を招いたと噂された。
- 細部
- 元亀3年の合戦に敗れた武田方の軍兵たちが、逃げ場を失って淵に身を投げ命を絶ったという。その翌年、このあたりで稲虫が大量に発生して田を荒らしたことから、これは討ち死にした兵たちの亡魂の祟りではないかと村人の間で噂になった。以来、稲虫の被害が出るたびに戦の記憶を思い起こす者もいたといい、供養を行う家もあったと伝わる。
- 広まり方
- 1923年の『郷土趣味』掲載、清水時顕「人が虫になった話」に記録された話。
- 地域
- 静岡県浜松市
- 年代
- 戦国時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ