ほくとのしゅっさんいつかのやまいりきんき
北杜の出産五日の山入り禁忌
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 出産から五日しか経っていないのに山へ狩りに出た者が、大怪我を負ったといわれる忌みの話。
- 細部
- 須玉町には、出産にまつわる忌みの期間を破ったことで災いを受けたという話が伝わっている。出産があってからまだ五日しか経っていない時期は、家として慎むべき忌みの最中とされていたが、それにもかかわらず山へ狩りに出かけた者がいた。その結果、その人物は大怪我を負うことになったのだという。忌みの期間に山へ入ることがどのようにして怪我に結びつくのかという直接の説明はないが、出産という家の慶事のすぐあとに山という異なる領域へ踏み込むことそのものが、災いを招く行為として受け止められていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 2003年刊行の『山梨県史』第二編、浅野久枝執筆「子どもの成長と成長儀礼」の節に紹介されている。
- 地域
- 山梨県北杜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ