いくじのじゅほう
育児の呪法
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 夜に赤子を連れ出すとき額へ墨を差し、夜泣きには荒神や薬師へ願をかけた作法。
- 細部
- 日が落ちてから乳飲み子を外へ連れ出すときは、イキアイに行き合わないよう、インノコと繰り返し唱えながら髪の生え際のあたりに墨を差してから出る決まりであった。夜泣きが続くときは、鶏の絵を描いて尾薬師へ願をかけるか、荒神に向かって、あなたの足を洗ってさしあげるから泣くのを代わってほしいという意味の言葉を唱え、塩を供えると鎮まるとされた。子どもを守る所作が、唱え言と供物の形で細かく定められている。
- 広まり方
- 1968年の『あゆみ―忽那諸島の民俗―』所収、森正史監修「人の一生―産育―」による。
- 地域
- 愛媛県松山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ