いきみたま
生魂
国内
未確認生物
- どんな話か
- 吉見町の坂田喜兵衛は長く病に伏せっていたが、竜梅院の住職が仏前で祈ると彼の姿が現れ、それは生魂であり、快気祝いの使者が着く前に息を引き取っていたという。
- 細部
- 武州熊谷にほど近い上吉見村の坂田喜兵衛という人は、長らく病をわずらっていた。ある雨の日、竜梅院の住職が仏前で祈りを捧げていたところ、そこに喜兵衛の姿が現れた。快方に向かったのだろうと喜んだ住職は、のちに祝いの使者を喜兵衛のもとへ送ったが、そのときにはすでに喜兵衛は最期を迎えようとしていた。住職の前に現れたのは、息を引き取る直前に体を離れた喜兵衛の生魂であったといい、その翌日、喜兵衛は亡くなったと伝えられている。
- 広まり方
- 『新著聞集』(神谷養勇軒)に記された話で、1974年刊『日本随筆大成』第二期に収録されている。
- 地域
- 埼玉県吉見町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ