さどしのいきあいなべぶたりょうほう
佐渡市のイキアイ鍋ぶた療法
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 山や野良で急に気分が悪くなることをイキアイといい、ムジナに憑かれたためとされ、蓑や鍋のふたを使う療法が伝わる。
- 細部
- 山や野良仕事の最中に急に気分が悪くなることを、佐渡では「イキアイになった」と呼び、多くはムジナに取り憑かれたためだと考えられていた。これを治す療法はいくつも伝えられている。蓑を上下さかさまに着せて鍋のふたであおぐ方法、患者をうつ伏せにして蓑を逆さにかけ釜のふたであおぐ方法、鍋を真っ赤に焼いてから頭にかぶせ、外したのちに部屋を掃き出す方法、着物をかぶせておいてから家で一番大きな鍋のふたであおぎ「出てうせろ」と唱えながら着物を外へ投げる方法などがある。さらに患者を戸口の敷居に立たせ、火で熱くした鍋のふたで三度あおぎながら、あおぐ人が息を吹きかけるという方法も行われていたという。
- 広まり方
- 1984年の『新潟県史 資料編23 民俗2』所収、森谷周野の記述に基づく。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ