いけのぬしのだいじゃ
池の主の大蛇
国内
未確認生物
- どんな話か
- 談議所坊の女中おとわが池の大蛇に見初められ、形見を残して池に消えたと伝わる。
- 細部
- 談議所坊という寺に仕えていたおとわという女中が、わらび採りで金北山のふもと近くまで登り、月の障りで汚れた腰巻を池で洗ったところ、池に棲む大蛇が立派な男の姿に化けて現れ、口説き始めたという。男は白馬に乗って迎えに来て、おとわはついに一緒に山へ登ってしまう。途中、池を通りかかった和尚に鏡と亀甲柄の帷子の袖を形見として残し、そのまま池へ身を投げたとされ、この形見は今も談議所坊の宝物になっている。また、浮島の井戸に樵夫が鉈を入れたところ暴風雨に見舞われたり、その水を田にかけると稲が枯れてしまったとも語られる。
- 広まり方
- 『新潟県史 資料編23 民俗2』(1984年)所収、浜口嘉寿夫の記録による。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ