とおかまちのいけのぬしのあらそい
十日町の池の主の争い
国内
未確認生物
- どんな話か
- 野々見・池尻・蒲生の池の主どうしが嫁取りをめぐり争い、負けた池が水を抜かれ田になった伝承。
- 細部
野々見の池の主と池尻の池の主は、嫁入りの申し出を断られたことをきっかけに争いとなり、敗れた池尻の主のもとで川が血に染まったという。その後、池尻の池は水を抜かれて田に変えられたが、銅の鍬を使って三日のあいだ土をうなえば、もとの池に戻して見せるという者もいたと伝わる。別の言い伝えでは、蒲生の池の主が野々見の池の主に嫁を求めて断られたのを恨み、3年の奉公をして刀を借り受け、ついに野々見の主を斬り殺したという。
そのときの血が千曲川となり、骨は流されて浦田のホカサまで届いたといい、恐れをなした蒲生の主はツナミの七つ釜へと逃げ込み、蒲生の池もまた水を抜かれて田になったとされる。この争いで川が血に染まったことから、その川は千曲川と呼ばれるようになったとも語られている。
- 広まり方
- 1985年刊『奴奈川の民俗―新潟県東頚城郡松代町奴奈川地区―』(東洋大学民俗研究会)の口承文芸の章に、4件の記録が残る。
- 地域
- 新潟県十日町市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ