てんりゅうむらのいけのぬしとむすめ
天龍村の池の主と娘
国内
未確認生物
- どんな話か
- 池の主が水鏡で髪をすく娘に恋をし、仲違いの末に娘を水中へ引き込んだという伝説。
- 細部
- 先途は平らで住みよい土地で、三軒の家があった。そこの娘は毎朝、池の水面を鏡代わりにして髪を整えていた。その姿に心を寄せた池の主が人の形をとって近づき、二人は情を通わせるようになる。だがあるとき諍いが起こり、娘は水の中へ引きずり込まれてしまった。以後、池は荒れて周囲一帯は崩落地となり、三軒あった家も流されて一軒を残すのみとなったという。水の主との交わりが土地そのものの荒廃で終わる筋立てになっている。
- 広まり方
- 1989年刊行の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の口頭伝承の章、水の伝説のうち池の伝説の項に載る。
- 地域
- 長野県天龍村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ