いけのぬし
池の主
国内
未確認生物
- どんな話か
- 北区の池にまつわる大蛇の言い伝えで、祟りを恐れて祠を祀った話と、丸太に化けていた話の二つを伝える。
- 細部
- 北区にある池に主が棲むという言い伝えである。ひとつは、池のほとりに富田病院が建てられた頃の話で、住処を壊されたことに怒った主が守衛に乗り移り、自分を祀るようにと求めたという。言われるままに祠を建てて二、三年は供養を続けたが、やがて迷信だといって祀るのをやめてしまうと、まもなく経営者の息子が二人とも病で亡くなったと伝わる。もうひとつは深泥池での出来事で、道に横たわっていた太い丸太を若者たちが蹴飛ばそうとしたところ、丸太がひとりでに動き出して池の中へ入っていった。これを見た若者たちは、それが池の主の正体だったと悟り、恐れおののいたという。
- 広まり方
- 1976年の民俗誌『あしなか』に掲載された岩田英彬「洛北の大蛇伝説」にまとめられている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ