いけだちょうのいけがひらにすむだいじゃとらいう
池田町の池ヶ平に棲む大蛇と雷雨
国内
未確認生物
- どんな話か
- 池ヶ平の池に棲む大蛇に、山主を名乗って強気に呼びかけた男を真似た友人が、雷雨に見舞われたという話。
- 細部
- 福井県池田町の水海の奥、池ヶ平と呼ばれる山の頂上付近には四つの池があり、そこに大蛇が棲んでいたと伝えられる。この大蛇は、大ヒリタンと呼ばれる別の山の池との間を行き来していたという。あるとき小泉吟六という男が、この池ヶ平で水浴びをしながら「おい池の主、山主のわしに触るなよ」――そう大声で言い放ったという。これを聞いた友人が同じように真似てみたところ、たちまち空が曇り、雷が鳴り響いて大雨が降り出し、命からがら山を下りることになった。ところが麓まで戻ってみると、そちらは晴天のままだったという。現在この池ヶ平に水はなく、あたり一帯は森林になっている。
- 広まり方
- 1968年刊『福井旧上池田村の民俗―福井県今立郡池田町旧上池田村―』所収、東洋大学民俗研究会による「口承文芸」の章に記録されている。
- 地域
- 福井県池田町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ