いけにえ
生けにえ
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 加須市では長雨で利根川が増水した際、竜神のたたりを鎮めようと通りがかりの巡礼の娘を川へ沈め、母もあとを追ったとされ、のちに川圦神社が建てられたと伝わる。
- 細部
- ある年、長雨で利根川の水位が上がり続け、村を飲み込みかねない有様となった。村人はこれを竜神のたたりと考え、生娘を差し出すよりほかにないと思い定めていたところへ、巡礼中の母娘が通りかかった。村人は娘を利根川に投げ入れてしまい、母もあとを追って川に身を投じた。まもなく水は引いていったが、数年後に疫病が広まり、作物も実らなくなった。旅の僧が、川に身を投げた母娘の霊がまだこの地をさまよっているのだと告げ、社を建てて祀るよう勧めたことから、加須の川圦神社が建立されたという。
- 広まり方
- 1986年刊『新編埼玉県史 別編2(民俗2)』第十二章第二節「(六)建物」(根津富夫)に記された由来譚。
- 地域
- 埼玉県加須市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ