たかやましのよめのなくいけ
高山市の嫁の泣く池
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 姑に今日中に田植えを終えるよう命じられ果たせなかった嫁が田で自ら命を絶ち、その田はやがて池になって、天候の変わり目には嫁の泣き声が聞こえるという。
- 細部
- 丹生川町のある家で、姑が嫁に対して、今日じゅうに田の苗をすべて植え終えるようにと厳しく命じたことがあった。しかし嫁はどうしてもその日のうちに植え終えることができず、思いつめた末に、その田の中で自ら命を絶ってしまったのだという。それからいつの頃からか、その田には自然と水が湧き出すようになり、やがて一つの池になってしまった。今でも天候が変わり目を迎える折には、この池から嫁が泣くような声が聞こえてくるのだと語り伝えられている。
- 広まり方
- 1936年の『ひだびと』掲載、新田貞子「丹生川村の昔話」に記録されている。
- 地域
- 岐阜県高山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ