ふじよしだのおひめいけうめたてのたたり
富士吉田の御姫池埋め立ての祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 御姫坂にあった池を道路工事で埋め立てた昭和五年ごろから事故が続き、祟りだと分かって鎮魂の碑を建てたという話。
- 細部
- 富士吉田市の御姫坂には、御姫の池と呼ばれる古い池があった。昭和五年に通路を通す工事が行われた際、この池は埋め立てられてしまう。ところが、それから間もなく池のあった付近で事故が相次ぐようになった。困った住民が拝み手に事情を尋ねてもらうと、池を埋めたことが祟りとなって表れているのだと告げられた。そこで急いで石碑を建立し、池に宿っていた霊を慰めたところ、ようやく事故は収まったと伝えられている。土地の改変が思わぬ災いを招き、鎮魂によって収束したという典型的な祟り話である。
- 広まり方
- 1989年の『日本民俗学』に山田厳子が寄せた「水と女の世間話-お姫坂の怪をめぐって-」に記録がある。
- 地域
- 山梨県富士吉田市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ