いじゅう
異獣
国内
未確認生物
- どんな話か
- 長崎御蔵の米が度々消え人も行方知れずになり、調べると海中から異獣が現れて米や人を食い荒らしていたという。
- 細部
- 長崎の御蔵に納めていた米がたびたび紛失し、出入りする人まで姿を消す騒ぎが続いた。不審に思った役人らが原因を調べたところ、海中から得体の知れない獣が多数這い出してきて、蔵の米や行方知れずになった人間を食い荒らしていたことが判明したという。異獣と呼ばれるだけで具体的な姿形は伝わっておらず、海から現れて陸の米や人を襲うという構図から、海の怪異が陸の暮らしを脅かす存在として語られたものとみられる。江戸中期の随筆に書き留められた話で、実際の獣か想像上の怪物かは判然としない。
- 広まり方
- 『日本随筆大成』第三期(1978年刊)所収、天野信景「塩尻拾遺」に記録がある。
- 地域
- 長崎県長崎市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ