いじゅう
異獣
国内
未確認生物
- どんな話か
- 川尻村で捕らえられた猫ほどの大きさの異獣は馬顔で毛深く、蒲原宿でも同種が千年もぐらとして捕まったという。
- 細部
- 安政6年8月10日の日記には、大宮町に近い川尻村で得体の知れない獣が捕らえられたことが記されている。大きさは猫ほどで、顔つきは馬に似ており、胴には蠅のような毛が生えていて、足の形は人間の赤子を思わせたという。後日書き加えられた注記によれば、これとよく似た怪獣が蒲原宿でも一匹捕獲されており、そちらの土地ではこの生き物を千年もぐらと呼んでいたとある。同じ異形の獣が土地によって別の呼び名で語られていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1995年刊『静岡県史 別編Ⅰ 民俗文化史』所収、高橋敏「死の恐怖と妄想」に記録がある。
- 地域
- 静岡県富士宮市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ