いぎょうのもの
異形のもの
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜更けの道で鉦太鼓を鳴らし踊りながら現れた異形の一団を狸の仕業と見抜き、杖で結界を描いて撃退したという。
- 細部
- 夜も更けたころに道を歩いていた男の前に、北の方角から鉦や太鼓を打ち鳴らしながら踊り歩く異形のものたちが現れた。これはきっと狸が化けて人をだまそうとしているのだろうと男は見抜き、持っていた杖を使って地面にぐるりと円形の線を描き出す。そのうえで、この線より内側へは踏み込んでくるなと告げてじっと様子をうかがっていると、踊りながら迫っていた異形のものたちは、描かれた円形のぎりぎりのところまで来て、そのまま引き返していったという。狸の化かしを機転で退けた話である。
- 広まり方
- 1920年の『郷土趣味』に香具屋彌平が寄せた「雑纂 狸の咄し」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ