いえじんさん
イエジンサン
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 顔見知りの上人を見捨てて処刑させた家に不幸が続き、その祟りを鎮めるためイエジンサンとして祀った。
- 細部
- 武川村のある家では、かつて顔見知りだった一人の上人が役人に捕らえられた際、かばい立てをしてやらなかったことがあったという。結果として、その上人はそのまま処刑されてしまった。それ以来、この家では病気や流産といった不幸な出来事が次々と重なるようになり、これは見捨てられた上人のたたりに違いないと考えられるようになった。そこで家では、その上人をイエジンサンという名で祀り、たたりを鎮めようとしたのだと伝えられている。身近な人物を見捨てたことへの報いという、生々しい罪の意識が背景にある話である。
- 広まり方
- 1996年刊行の『柳沢の民俗―山梨県北巨摩郡武川村柳沢―』(東京女子大学史学科民俗調査団)口承文芸の章に記録されている。
- 地域
- 山梨県北杜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ