いどのぞくしん
井戸の俗信
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 井戸を屋内に掘れば病人が出るとされ、厠のそばには難を救うと信じて南天を植えた。
- 細部
- 鳥山町に伝わる暮らしの決まり事。水を汲む井戸は屋根の下に設けてはならず、そうすれば家から病人が出ると言われた。あわせて厠の脇には南天を植える習わしがあった。用を足す最中に倒れたとき、指先や着物の裾がこの木に触れれば命が助かると信じられていたためである。いずれも家の中で危険が生じやすい場所を見定めたうえで、配置と植栽によって備える形をとっており、怪異譚というより日々の設計に組み込まれた禁忌と呪術の例といえる。
- 広まり方
- 『民間伝承』1940年に載った佐久間昇「港北民俗」に俗信として記録されている。
- 地域
- 神奈川県横浜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ