はいまいをおこたるとめにたたるいど
廃埋を怠ると目に祟る井戸
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 使わなくなった井戸を埋める際、桶状の枠を残らず取り出さないと目に祟るとされた習わし。
- 細部
- 東京都大田区の井戸は、地質のため接水部の周囲が崩れやすく、下端を桶胴状の枠で補強している。廃止して埋めるときは、その枠の箍を一つも残さず取り出さねばならず、怠ると目を患う祟りがあるとされた。使わないまま閉鎖する場合も同じ扱いである。さらに全戸が毎夏井戸替えを行い、ヰドガミ様のため清浄な莚の上に神酒を供え、その一部を井戸へ滴らせ、井戸水を人々が飲んだ。『民間伝承』1940年の佐久間昇「使水習俗」に記録されている。
- 広まり方
- 『民間伝承』(1940年)所収の佐久間昇による使水習俗の記録にある。
- 地域
- 東京都大田区
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ