おこりのいちょう
瘧のいちょう
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 石地蔵のそばの大いちょうに手を出すと瘧にかかるとされ、掘り返した老人が高熱を出した。
- 細部
- ささ竹の茂るなかに石地蔵が据えられ、そのかたわらに大きないちょうの木が立っていた。この木にいたずらをすると瘧にかかって高い熱が出ると言い伝えられてきた。実際に村松家の老人が木を掘り出したところ大熱を発し、村の人々は言い伝えのとおりだと大いに驚いたという。地蔵と一対になった樹木を犯すことへの戒めであり、病という具体的な報いが結び付けられている点で、生木を守る禁忌として強い実効性を持っていた。
- 広まり方
- 1989年刊『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の口頭伝承、地蔵の伝説の項に収められている。
- 地域
- 長野県高森町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ