すぎのこずえでよなよなないたいちょう
杉の梢で夜な夜な鳴いた異鳥
国内
未確認生物
- どんな話か
- 杉の木の梢から見慣れない大きな鳥の鳴き声が夜ごと響き、後に捕らえられて特異な姿が確かめられたという話。
- 細部
- 新堀村の名主の家の近くにある杉の梢から、四月の中頃より毎晩ポンポンという鳴き声が聞こえるようになった。その声は六町四方にまで響いていたという。ある月の半ば頃、その鳥を捕らえた者がおり、確かめてみると大きさは鵁の二倍ほどもあり、羽の色は黒く羽先は瑠璃色に光り、眼のふちは金色に輝いて足は黄色かったと記録されている。姿も鳴き声も既知の鳥と一致しない点が異常として語られている。
- 広まり方
- 石塚豊芥子の日記『豊芥子日記』(続日本随筆大成別巻、1983年収録)に記され、荒川区域の記録として伝わる。
- 地域
- 東京都荒川区
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ