いちつこ
イチツコ
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 忌明けの折に近親者が頼み、死者を呼び寄せてその言葉を語らせたという口寄せの巫者。
- 細部
- 三十五日あるいは四十九日にあたる日には、ミサキヨケと称する営みが行われた。近親の者がイチツコと呼ばれる巫者のもとを訪ね、亡くなった者を招き寄せてもらう。そうして巫者の口を借りて語られる死者の言葉を、家族が受け取るのである。死口を聞くと表現されるこの手続きは、忌の期間を締めくくる区切りとして位置づけられており、葬送の儀礼と民間の宗教者の役割が結びついていたことを示している。
- 広まり方
- 1977年刊の『神奈川県史 各論編5 民俗』第六編信仰生活、修験・口寄せの項(神奈川県企画調査部県史編集室)に記録がある。
- 地域
- 神奈川県山北町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ