いちもくれん
一目連
国内
未確認生物
- どんな話か
- 壬戌年7月晦日、今出川あたりに突風が吹いて屋根や畳まで巻き上げ、田中村から比叡山西麓で止んだ一目連という風。
- 細部
- 過ぎし壬戌の年の7月晦日のことであった。上京の今出川あたりに一筋の激しい暴風が吹き荒れ、家々の屋根を破っては天井や畳までも空高く吹き上げてしまったという。不思議なことに、この風が通った道筋以外にはまったく被害が及ばなかった。風は田中村のあたりから吹き始め、比叡山の西の麓に達したところでぴたりと止んだと伝えられている。蛇が天に昇るときには雨が伴うはずだが、この時は一滴の雨も降らなかったという。これは羊角風と呼ばれる類のものだろうかと考えられ、北国ではときおり起こる現象として、一目連と称されている。
- 広まり方
- 1976年刊『日本随筆大成第一期』に収められた伴蒿蹊「閑田耕筆」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ