きかいちょうのよみにおわれるいきりょう
喜界町の黄泉に追われる生霊
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 眠っている間に体を離れてさまよう生霊を黄泉の国の者たちが見つけると大勢で追い回し、生霊は体に戻るかトネ屋敷へ逃げ込むほかない。
- 細部
- 喜界島では、人が眠っているあいだにその生霊が体を抜け出してさまよい歩くことがあると信じられていた。もしこの生霊が黄泉の国の住人たちに見つかってしまうと、仲間に引き入れようとして大勢で追いかけ回されるのだという。追われた生霊が助かる道は二つあり、ひとつは急いで元の人体に戻ること、もうひとつは神女たちが集まって祈祷を行うトネ屋敷という場所に逃げ込むことである。眠りと死の国が地続きのものとして語られている点が興味深い。
- 広まり方
- 1933年の『旅と伝説』に掲載された竹内譲「喜界島」に記録がある。
- 地域
- 鹿児島県喜界町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ