いちきしまひめのみこと
イチキシマ姫ノミコト
国内
未確認生物
- どんな話か
- 神々が集う十月にある男神と結ばれたイチキシマ姫が、旅の境目で産み落とした子を弔い、自らは宮島へ帰ったという。
- 細部
- 諸国の神々が一堂に会するとされる十月、イチキシマ姫はある男神と深い間柄になったという。旅の道中、石見国から安芸国へ向かう境目のあたりで急に産気づき、月の満たぬまま子を産み落としたが、その子はほどなくして息を引き取ってしまった。姫はその子の亡骸をその土地に祀ることにし、自らは宮島へと戻っていったと伝えられている。石見と安芸のさかいに残るこの由来は、安芸高田市内のいくつかの場所で同じ筋立てのまま語り継がれており、境界の地に神が産んだ子を祀るという信仰の広がりを示している。
- 広まり方
- 1978年刊『広島県史 民俗編』所収、田地春江「厳島神社」の項に記録がある。
- 地域
- 広島県安芸高田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ