いちじょうもどりばしのきじょでんせつ
一条戻橋の鬼女伝説
国内
未確認生物
- どんな話か
- 武将・渡辺綱が一条戻橋のたもとで美女に化けた鬼と出会い、その腕を斬り落としたとされる平安時代の伝説。
- 細部
- 摂津源氏の武将・渡辺綱が夜更けにこの橋のたもとで一人の美しい女性に出会い、送っていこうと申し出た。ところが女は橋を渡る途中で正体を現して鬼と化し、綱の髪をつかんで愛宕山の方角へ飛び去ろうとした。綱はとっさに刀を抜いて鬼の腕を斬り落とし、難を逃れたと伝えられる。この鬼は後に茨木童子だとする話も広まった。橋の名は、平安中期の学者・三善清行の葬列がここを通った際に、熊野で修行中の息子が父の亡骸にすがって祈ったところ一時的に蘇生したという故事に由来するとされ、陰陽師・安倍晴明が式神を橋の下に潜ませていたという話も残る。
- 広まり方
- 平家物語の異本「剣巻」など中世の軍記物・説話集を通じて広まり、能や歌舞伎の題材にもなって語り継がれてきた。
- 地域
- 京都府京都市上京区(一条戻橋)
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ