いちじやま
いちじやま
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 血筋によって人を呪う力を受け継ぐとされる女性いちじやまが心の中で憎いと思うだけで相手は病気や不幸に見舞われ、ユタに祈願してもらうという。
- 細部
- いちじやまとは、人を呪う特別な能力を持つとされる人物のことで、たいていは女性であり、その力は血筋によって代々受け継がれると考えられている。ただし血筋に関係なく、誰かを非常に深く恨み続けるうちに、いちじやまと同じような力を身につけてしまうこともあるという。いちじやまが心の中でただ憎いと思っただけで、その相手は病気になったり、怪我を負ったり、あるいはさまざまな不幸に見舞われたりするとされる。もしいちじやまの呪いにかかってしまったと思われる場合には、ユタに頼んで祈願をしてもらうことで対処するのだという。
- 広まり方
- 1934年の『島』所収、比嘉春潮「翁長旧事談(三)」、および1996年の『日本常民文化紀要』所収、小田亮「伝統の創出としての門中化-沖縄のユタ問題ともうひとつの想像の共同体-」に記録がある。
- 地域
- 沖縄県西原町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ