いちげんいっきゃくのかいぶつ
一眼一脚の怪物
国内
未確認生物
- どんな話か
- 小谷では天狗を目も脚も一つの怪物、または山犬と呼びならわしていたという報告がある。
- 細部
- 北安曇郡の小谷では、天狗という語が指す対象が一般の想像とは異なっていた。目が一つ、脚も一つという姿の怪物、あるいは山犬をそう呼ぶというのである。松本平ではチンバという別の言い方もあったと記される。天狗を山の神の性格と重ね、片目片脚の姿で捉える見方は各地の山村に見られるもので、山を歩く者が抱いた畏れが、欠けた身体という異形の像に結晶したものと考えられている。呼び名と実像がずれる例として貴重な報告である。
- 広まり方
- 1959年の『伊勢民俗』に載る堀田吉雄の山の神に関する論考のなかで紹介されている。
- 地域
- 長野県小谷村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ