いっちく
いっちく
国内
未確認生物
- どんな話か
- 大阪市淡路町丼池南東の溝端で、俗謡「いっちく、たっちく」に合わせ真っ青な顔の小僧が跳ね回るのが見られたという話。
- 細部
- 大阪市の淡路町にあった丼池の南東の角あたりには、かつて一筋の溝が流れていたという。当時「いっちく、たっちく太右衛門さん」と歌い出し、追っ手のチンガラモンから逃げまわる場面へと続く俗謡が土地の子どもたちの間で流行っていたが、その俗謡が歌われていたころ、夜であってもはっきりと見分けられるほど真っ青な顔をした小僧の姿が、この溝のふちをヒョイヒョイと調子をとりながら跳ねまわっているのが目撃されたのだという。歌の文句と怪異の動きが重なり合う、船場らしい怪談として語り継がれている。
- 広まり方
- 1962年の『民間伝承』所収、山川隆平「船場怪談」に記録がある。
- 地域
- 大阪府大阪市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ