ひょうすんぼ
ひょうすんぼ
国内
未確認生物
- どんな話か
- ひょうすんぼは春秋の彼岸に川と山を行き来する河童系の妖怪で、狐や狸をだます知恵者として語られる高鍋の伝承である。
- 細部
ひょうすんぼは高鍋町一帯の川や淵に棲むとされる河童に似た妖怪で、ヒュールヒュール、あるいはヒョウヒョウという鳴き声で知られる。春の彼岸になると山から川へ下り、秋の彼岸には再び山へ登っていくといい、宮田川ではその姿を新月の晩に確かめようとした者もいたが、ついに見た者はいなかったという。若宮神社(木の瀬河原)には細長い大石があり、ひょうすんぼ石と呼ばれてこの妖怪を鎮めているという。
おかげでこの一帯のひょうすんぼはいたずらをしないと信じられていた。一方で、化け比べを自慢する狐と狸の仲裁役を務め、鳴き声だけを聞かせて姿を見せずに二匹の御馳走をまんまと奪い取ったという痛快な騙し話も語り継がれている。雨の夜には軒下に群れて雨宿りする姿も目撃されたと伝わる。
- 広まり方
- 『宮崎県史 資料編 民俗2』(1992年)と『宮崎県史 別編 民俗』(1999年)の矢口裕康の報告に、複数の話者からの聞き取りとして記録されている。
- 地域
- 宮崎県高鍋町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ