ひょうすぼ
ヒョウスボ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 川と山を季節で往来する水神ヒョウスボは相撲好きで、頭の皿の水を保つ限り力を持つとされた。
- 細部
ヒョウスボは川と山を行き来する水の神とされ、社日を境に春は川へ下り秋は山へ登るなど、季節ごとに棲みかを変えると語られた。ヒョーという声で鳴きながら山を上り下りし、山中の小屋で悪口を言われると小屋を揺するとも言う。相撲を好み、頭の皿に水がある間は力が強いが、水が尽きると弱るとされ、道で声を掛けられても答えてはならず、うっかり応えると皿の水が尽きるまでお辞儀をし続けなければならないという。
ナスビを好物とし、初なりは畑に供えるまで人が口にしてはいけない。ある船頭は相撲を挑んで皿の水を落としてしまい、そのたたりで体を壊したと伝わる。1965年の調査より後の1992年の記録には、ソバの花が咲くころ愛宕山から鳴きながら山へ登る声が1982年ごろまでは聞こえていたが、道の拡張や宅地化で聞かれなくなったとも記されている。
- 広まり方
- 主に1965年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会「宮崎県東臼杵郡西郷村」に多数記録され、1992年の『宮崎県史 資料編 民俗2』所収、屋敷繁「俗信」にも採録がある。
- 地域
- 宮崎県美郷町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ