ほうざわこうぜんいんのぬけくび
朴沢興禅院の抜け首
国内
未確認生物
- どんな話か
- 正徳年間まで朴沢山中腹にあった興禅院で、読経のたびに抜け首が現れ僧の襟首を舐めたため寺を移したという話。
- 細部
- 根白石村にある興禅院は、正徳年間(1711~1716年)までは朴沢山の中腹に建っていたという。その当時、住職が夕方の読経を行うたびに抜け首が現れ、冷たい舌で襟首を舐めていくということが続いた。住職はそれでも読経を続けていたが、ついには寺そのものを今の場所へ移すことになったという。その後、朴沢山からの帰り道で元の寺跡付近を通りかかった村人がこの抜け首に出くわし、驚いて家に逃げ帰ったものの、熱を出して三日目に亡くなってしまったと伝わる。この人物の孫は今も同じ場所に住んでおり、興禅院の当代の住職もこの話をよく知っているという。
- 広まり方
- 出典は『宮城縣史 民俗3』(1956年)の妖怪変化・幽霊「事例篇」。
- 地域
- 宮城県仙台市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ