ほうそう
疱瘡
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 帝の疱瘡と社に棲む猿の病が裏返しに結びつき、猿へ着物を着せると帝が癒えたと語られる。
- 細部
- 山王の社に居着く猿は、帝が疱瘡を患うときには必ず同じ病にかかると信じられていた。しかも二者の軽重は互い違いで、帝の瘡が軽ければ猿の症状は重く、帝が重く伏せれば猿のほうは目立って軽いとされた。後光明帝が世を去った折の猿は軽い疱瘡であったという。次の帝が病んだときも猿は軽症であったが、被衣をあつらえて着せたところ猿はほどなく死に、帝のほうは本復したと伝える。病を身代わりに引き受ける獣として語られている点が要点である。
- 広まり方
- 1935年の『旅と伝説』に載る須田元一郎「九州北部の伝説玩具」に記録がある。
- 地域
- 滋賀県大津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ