すおうおおしまのほうきがみとえんこたいじ
周防大島の箒神とエンコ退治
国内
未確認生物
- どんな話か
- 行商人が泊まった家で、出産を見に行った箒の神が子供の余命を語るのを盗み聞きし、後に我が子をエンコから救う。
- 細部
- 九州から来たフリフリアキンドと呼ばれる行商人が、ある晩、荒神様の家に泊めてもらった。夜更けに箒の神が訪ねてきて、近所で子が生まれるから様子を見に行こうと誘うが、荒神は動かず、箒の神だけが出かけていく。戻った箒の神は、生まれた子は安産だったものの、いずれエンコに取られてある日に命を落とすだろうと語った。それを聞いた行商人は、生まれたのが自分の子だと気づく。やがて言われていた日、子供が川へ行きたいとせがみ、迎えに来たオバに連れられて出かけるが、実はこのオバこそエンコの化けた姿だった。川に入ろうとした瞬間、父親が鈴鉄砲を撃ち鳴らすとエンコは逃げ去り、子供は難を逃れた。
- 広まり方
- 『民間伝承』1950年掲載、河岡武春「産の話二つ」に記録されている。
- 地域
- 山口県周防大島町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ