ほとけざわり
ホトケザワリ
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 先祖の供養が疎かになるとホトケザワリという祟りで大病になるとされ、ホトケナガシという儀礼で快復を図った。
- 細部
- ある家の主人が重い病にかかって寝込んでしまい、拝んでもらったところホトケザワリだと告げられたことがある。近くに住む夫婦を呼んでホトケナガシという儀礼をおこない、経を唱え続けたところ、三日目には病人の寝ている場所から三人分の仏の姿が現れ出たという。七日目には新豆で作ったおすしを仏に供えたのちに川へ持って行って流し、家に帰ると主人はすっかり快復して起き上がることができた。あとで調べると、娘の供養が行き届いていなかったことがさわりの原因だったとわかったという。別の家でもホトケザワリが起き、子供が魂の抜けたようになってしまったことがある。ホトケナガシをおこなうと、それは先祖の祟りであり、裃を身につけた先祖や、子を守りするような先祖たちが座敷いっぱいに座っている姿が見えたと伝えられている。
- 広まり方
- 『四国民俗』1985年掲載、水野一典「死に誘われる話―香川県綾上町の聞書から―」にまとめられている。
- 地域
- 香川県綾川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ