ほとけおろし
仏オロシ
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 悩み事があると真光寺の山伏など各地の霊媒に仏オロシを頼み、仏の言葉をトイギキする習わしがあった。
- 細部
- 佐渡では、悩みごとや困りごとを抱えたとき、仏オロシと呼ばれる口寄せに頼る習わしがあった。相談先は地区によってさまざまで、真光寺にいる山伏をはじめ、中興のハッカイサンや相川の二ツ岩サン、さらには畑野のドンドコヤ、吉岡のアリマサンといった顔ぶれのもとへ出向き、トイギキと呼ばれる問いかけを行ったという。盆の時期に仏を降ろしてもらうこともあったが、あまり頻繁に降ろすと仏の位が下がってしまうと考えられていたため、よほど切実な事情がない限りは行わないよう自制していたと伝わる。頼る先が複数あることで、選択肢を持ちながらも安易には頼らない慎重さがうかがえる。
- 広まり方
- 1984年刊の『新潟県史 資料編23 民俗2』所収、浜口嘉寿夫による葬式後の供養に関する記録に基づく。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ