ほとけおろし
ホトケ降ろし
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 地域には様々な呼び名の霊媒がおり、悩み事から失せ物探しまで幅広い相談に応じていたという。
- 細部
- 佐渡には、アリマさん・ありがたやさん・ドンドコヤさん・ミタケさん・オンタケさん・お滝さんや、ある町のお不動さんなど、地区ごとに呼び名の違う霊媒たちがいたと伝わる。本格的な「ホトケ降ろし」までは行わなくとも、「ムジナ落とし」や八卦を見る力を持つとされる人もおり、頼る側の悩みに応じて使い分けられていたようである。相談内容は幅広く、亡くなった人に何かを尋ねたいときはもちろん、病気や不運が続くとき、悪い夢を見たとき、ムジナなどに取り憑かれたと感じたとき、動物の祟りを疑うとき、行方の知れない人や物を捜すとき、さらには縁談の相談にまでおよんだという。暮らしの困りごと全般が、こうした霊媒への相談によって解決を図られていたことがわかる。
- 広まり方
- 1984年刊の『新潟県史 資料編23 民俗2』所収、森谷周野による憑霊伝承の記録に基づく。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ