やまきたのほとけのてんじくかいもの
山北の仏の天竺買い物
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 彼岸や盆に仏が買い物へ出かけるとして、握り飯や銭を弁当代わりに供えた習俗。
- 細部
- 共和地区では、彼岸の中日に先祖の霊が天竺まで買い物に出かけると考え、道中の弁当として握り飯を供えた。八月十五日も同じく出かける日とされ、こちらは握り飯に加えて銭も添える。買い物という日常の用事に見立てているのが特色で、供物は路銀と食料という具体的な形をとる。翌十六日は帰る日にあたり、供え物を辻へ並べ、送り火を焚いて見送った。死者を遠い所へ旅する生活者として扱う感覚が、盆と彼岸の作法の細部に表れている。
- 広まり方
- 1962年の『西丹沢の民俗 神奈川県足柄上郡山北町共和地区』所収、東京教育大学民俗学研究会「年中行事と農耕儀礼」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県山北町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ