ながおかのひがんにもどるほとけ
長岡の彼岸に戻る仏
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 彼岸には線香の煙に乗って仏が家へ戻るとされ、巫女の口寄せで娘の遺体の在処が分かったという長岡市の話。
- 細部
- 長岡市では、春の彼岸の前日に墓の上へ雪で小さな墓を作り、入口には早朝の暗いうちから提灯をともして墓参りをする習わしがあるという。仏はこのとき焚く線香の煙に乗って家までついてくるとされ、参った後は煙をなびかせながら家路につく。朝食には足洗い粥と呼ばれる小豆粥や白粥を食べるという。また、木沢の村に住む六郎右衛門の娘が、他の村へ用事に出た帰りに池へ落ちて亡くなり、村中で探しても見つからなかったことがあった。マンチと呼ばれる巫女に仏の口を開いてもらったところ、タンスの二番目の引き出しにある帯を池へ投げ入れるようにと告げられ、そのとおりにすると娘の遺体が水面に浮かび上がったと伝えられている。
- 広まり方
- 『新潟県史 資料編22 民俗1』(1982年)所収、大竹信雄と水沢謙一の記録による。
- 地域
- 新潟県長岡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ