ほそすねのばけもの
細脛の化物
国内
未確認生物
- どんな話か
- 小野川へ向かう坂の松林に、足をくぐるな跨ぐなと言って通行人の邪魔をする毛深い脛の化物が出た話。
- 細部
- 米沢市で小野川へ向かう道の途中、坂にさしかかる手前に松林があり、そこに奇妙な化物が出るという話が伝わっている。この化物は細い脛にもかかわらず毛がびっしりと生えていて、道を通ろうとする者の前に足だけを差し出してくるのだという。くぐって通り抜けようとすれば「俺の足くぐるなよ」と声をかけられ、逆に跨いで越えようとすれば「俺の足跨ぐなよ」とまた声をかけられて、結局どちらの方法でも先へ進めなくなってしまう。松林という限られた場所に居座り、通行人の行く手を言葉で妨げるという、この化物ならではのやり口が語り継がれている。
- 広まり方
- 1957年の『民俗』所収、池田俊平「簗沢の俗信ほか」に記録がある。
- 地域
- 山形県米沢市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ