ほおかむりをしたちいさなおとこ
頬かむりをした小さな男
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜遅く丸木橋を渡ると、たもとに子供ほどの頬かむり男がうずくまり、覗くと黒い顔で目だけが光っていた。
- 細部
- 大正の終わり頃、志津川の老女が拝志村へ用事に出かけ、帰りが夜更けになった。重信川に架かる丸木橋を渡り、あと少しというところで、橋のたもとに仕事着姿の男がうずくまっているのが見えた。背丈は子供ほどしかなく、頬被りをしている。橋を渡りきってから顔を覗き込むと、黒い狆のような面で、目だけがぎらりと光っていた。老女は後々まで、あれは狸だったと語っていたという。
- 広まり方
- 1985年の『伊予の民俗』所収、武智成彬「重信郷村昔話」に記録がある。
- 地域
- 愛媛県東温市
- 年代
- 大正時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ