ほこらのばち
祠の罰
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 笠ヶ岳の長者が夏に雪や氷柱に見立てた蕎麦粉や蛇で祭りをふざけて行い、罰が当たって数年で亡くなったという話。
- 細部
- 高山市上宝町の笠ヶ岳には、かつて長者屋敷と呼ばれる屋敷があったと伝わる。そこに住んでいた長者は祭りを好み、ある年の旧暦8月に自宅の祠へ村人を招いて祭りを催した。ところが真夏だというのに、そば粉を雪に見立てて撒き散らし、祠の周りには蛇を吊るして「つららだ」とはやし立てるなど、季節にそぐわない悪ふざけをしたのだという。この不敬な振る舞いに罰が当たったのか、長者はそれから数年のうちに亡くなってしまったと語り継がれている。
- 広まり方
- 1980年の『民俗採訪』所収、国学院大学民俗学研究会「岐阜県吉城郡上宝村」に記録がある。
- 地域
- 岐阜県高山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ