ほいほい
ほいほい
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山中で「ほーい」と呼ぶ声を聞いた3つの体験談で、鳥らしきものを撃った人が中風のようになって死んだという話を含む。
- 細部
木の上のほうから「ほーい、ほい」という軽い声が聞こえてくることがあった。ある人がその声の主らしき鳥を鉄砲で撃ち落としたところ、鉄砲をかついで小屋に入ろうとした瞬間に電気にかかったような状態になり、そのまま中風のようになって死んでしまったという。明治44年の暑いころには、沢のあたりで「ほーい」と呼ぶ声が響き、姿は見えないまま3声めが頭の真上でして、周囲の木が張り裂けるような激しい音とともに小山を駆け上がるような足音がしたが、上ってみても何もいなかったという例もある。
また、まぐろ売りから買ったまぐろを食べて寝ていた夜には、谷のほうから「ほーい、ほい、ほい」という声が響き、人の声とは違う調子を感じたため枯れ木に火をつけて谷底に投げ込むと、がさがさと逃げる音がして静まり、白むじなの仕業だろうと語り合ったという。
- 広まり方
- 1964年刊『福島県史 第23巻 民俗1』所収、岩崎敏夫・和田文夫・山口弥一郎「相馬郡飯館村民俗誌」(一〇・山の怪異)に記録がある。
- 地域
- 福島県飯舘村
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ