ひとばしら
人柱
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 堤防工事の成就のため村から人柱に選ばれた父の最期を、盲目の娘が奇跡的に目が見えて見届けたという話。
- 細部
- 堤防の普請を無事に成し遂げるため、村では人柱を立てることになり、くじか何かの定めによってある男がその役に選ばれた。男には娘があり、生まれつき目が見えなかったが、父が人柱として土中に沈められようとするまさにその瞬間、失明していたはずの娘の両目に突然光が戻り、変わり果てていく父の最期の姿をその目でしかと見届けることができたのだという。悲しみの底で起きた不思議な出来事として、堤防にまつわる伝説の一部に組み込まれて語り継がれている。
- 広まり方
- 『旅と伝説』1928年掲載、大庭耀「千々石灘沿岸伝説」に記録がある。
- 地域
- 長崎県雲仙市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ