ひさごぬまのぬし
瓢沼の主
国内
未確認生物
- どんな話か
- 瓢沼の水をかい出す作業中に現れた大鯰は、半鐘を鳴らして人々を町へおびき出し、その隙に堤を壊して姿を消したという。
- 細部
- 昔、村人たちが瓢沼の水をかい出す作業をしていたとき、一抱えほどもある大きな鯰が姿を現したという。作業がほぼ終わりに近づいたころ、突然町の方角から半鐘の音が鳴り響いてきたので、人々は火事だと思い込んで急いで町の方へ駆けつけた。ところが町に着いてみると、火事など起きた形跡はどこにもなかった。不審に思いながら沼に戻ってみると、先ほどまで築いていた堤はすっかり壊されており、あの大鯰の姿もどこにも見当たらなくなっていたという。半鐘の音は、沼の主である大鯰が人々を遠ざけるために仕組んだ策略であったと考えられている。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』妖怪変化・幽霊の事例篇に記録がある。
- 地域
- 宮城県柴田町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ